ひな祭り
3月3日は『ひな祭り』ですね。
この『ひな祭り』東日本と西日本で風習に違いがあることをご存じでしたか。
私が子供の頃にテレビを観ていた時、アナウンサーの方が
「今日は3月4日、雛人形はもう片付けましたか?
雛人形を3月3日のひな祭りを過ぎても飾っていると
お嫁にいけなくなると言われています。
迷信だと思いますが、早く片付けたいですね。」
笑顔でそう話されているのを観て、心臓が止まりそうになりました。
我が家では、おひな様は4月3日頃に片付けていたんです。
「お嫁さんにいけないじゃん!!!」
慌てて台所にいた祖母と母のところへ走っていき叫びました。
でも、祖母は「あー、この地域では4月まで出していていいのよ!」
とのんびりとした返事。
「何がいいのー?!お嫁さんにいけなかったら、どうするの?」
慌てふためく私に、祖母が教えてくれました。
西日本では、旧暦のひな祭り(4月3日)の頃まで飾って
春の訪れを楽しむ地域が多い。
ひな人形は、娘の厄を受け止めるものという考えもあるので
すぐに片付ける必要もないしお嫁さんにもいけるのよ、と。
ホッとひと安心した私ですが、
ひな祭りに纏わる東日本と西日本の風習の更なる違いは続きます。
みなさんの家で飾られていたひな人形。
お内裏様(男雛)と お雛様(女雛)、
向かってどちら側にそれぞれが座られていましたか?
私の家のおひな様は、
お内裏様が向かって左、お雛様が向かって右に座られていました。
20歳を過ぎた3月のある日、
私は西日本の同じ県に住む友人の家に遊びに行きました。
おばあさまのおひな様を代々受け継ぎ、いまでも毎年飾っておられるというので
見せてもらいに行ったのですが、
素敵なおひな様に感動しながらも、何か違和感が。。。
その なにか が わからないまま帰宅し、数日後、気付いたのです!
男雛と女雛の座っている場所が、我が家のおひな様と違うことを。
調べてみると、あのお嫁にいけない問題同様、
座る場所も東日本・西日本で違いがあるようです。
さらに驚いたのは、西日本では男雛が向かって右、女雛が左ということ。
我が家は、西日本なのに、おひな様は東日本仕様。。。
東日本出身カップル雛?
何故我が家のおひな様は”東日本ならび”だったのかは、
わからないままですが、3月の桃の節句が近づくとそんなことを思い出します。
そうそう!この間、会社の友人から
「四国の実家にあるおひな様を一緒に見に行きませんか?」とお誘いいただきました。
もちろん即答で「行かせていただきます」とお返事したのですが
「お内裏様は向かってどちらに座っておられる?」と聞いたところ
「お内裏様、たくさんおられるからねー」とのお返事。
一夫多妻制ならぬ、一妻多夫制のおひな様なのか??
おひな様の不思議は、まだまだ続きそうです。
Meg-me