素敵な出逢いをした時に、その人が育った場所や　
それが出来た土地に行ってみたいと思ったことはありませんか。

昨年の秋に東京で出逢った”まどか　どんぐりん”。
以前COLUMNでも紹介させていただきましたが、
木で作られた帽子の振り子で鳴らすおりん。
その音色に心を癒されるたびに、どんぐりんの生まれた街や工場に想いは募り
そして、行ってきたのです！富山県高岡市へ。

結論から言うと、どんぐりんの産みの親の方々にはお会い出来なかったのですが
生まれた場所までは訪ねることが出来ました。

どんぐりんの故郷は、想像通りの穏やかな街で、そこではまた新たな出逢いがありました。

私はもともと不器用で
中学・高校時代の美術の時間や家庭科の授業が大の苦手でした。
いままで、ワークショップや体験教室など【つくる】ということに
参加したこともありませんでした。

Her-Meでは、人に寄り添える服、良さを感じてもらえる服づくりをしているのに
コラムを書いている私は、服づくりも【つくる】ことの一つなので
自分には出来ないこと、そう思っていました。
（着心地の良い、心が楽しくなる服を探したり、着るのは大好きなんですけどね）

そんな私が、今回高岡の地で初めて【つくる】体験をしました。

庄川のすぐそばにある鋳物メーカーの工場で
ぐい吞みの錫製品作りにトライするという仲間たち。

何度も言いますが、【つくる】のは苦手なわたし。

でも今回、仲間たちの「大丈夫、出来る」という言葉に背中を押され、
初めての体験！それも小学生コースではなく、大人の体験コース。

ドキドキしながらの参加だったのですが、
始まってみると　作っていくことに無心になって向き合えて
わたしに出来るかしら、とか、上手に作れないよ、
なんてネガティブな気持ちはすぐにどこかへいき
自分の作品をどうやったらきちんと完成できるか、
素敵に作り上げたい、そう思う気持ちで
90分間が本当に楽しい時間となりました。

製作中の写真を後で見ると、まるで鋳物職人の様な真剣な顔つきで
でも目はキラキラしていました。

この【つくる】体験は、何でも臆することなく挑戦することの楽しさや
新しい発見に気付かせてくれ、
苦手から逃げていた自分を勇気づけてくれる機会となりました。
やれば出来る！出来るまで何度でもやればいい！
そんなことを思う新しい自分に出逢いました。

この日の夜、高岡の居酒屋で
自分達が作ったぐい吞みに富山の美味しいお酒を注ぎ、嗜む時間は
至福のひと時でした。

高岡の地で新しい自分に出逢い、
今回の体験で《挑戦する》ことの楽しさを知り、
体験で生まれる《自信》を他の方々にも知ってもらいたい。
そんな想いをCOLUMNで文章にしていることも【つくる】ことだなと気付き
いままた嬉しくなっている私です。

まどか -Madoka-　どんぐりん - YouTube

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