ある日
ある日の夕方、りんごのマークのお店へ行った。
(この先を読んでいただければ、ある日がいつなのか、分かる人にはわかる”ある日”)
そのお店、普段から人気のお店だが、その”ある日”は平日なのに人の多さが半端ない。
一度は通り過ぎ、他の用事を済ませて、夕方18時頃再度訪れると
今度はサラリーマン風の方達まで加わり、外から見たお店の中は”なにごと?”な状態。
いつもの私なら気後れして”即撤収”なのだが、最近、
『思いたったことは躊躇することなくやる!!』がモットーの私は、お店に突入!
入るとすぐに店員さんから「こんにちは、予約でお引取りのお客様ですか?」と。
もしや今日は予約がないと入れてもらえない?と思いつつ、用件を伝えると、
予約も何もない私を身動き取れないくらいの人を交わしながら
2階へ導いてくれる店員のお姉さん。
階段を登りきると、笑顔のメンズが私の名前を確認し席へ案内してくれる。
たどたどしい私の説明を聞いて、テキパキと対応を進めてくれるお兄さん。
修理に少し時間を要したが、受け取りに行って手続きを行う間もアドバイスをくれたり
その日発売された”15”について教えてくれたり。
こんな忙しい日に修理に来た客に少しも肩身の狭い思いをさせないホスピタリティ。
帰り際、「こんな大変な日にめんどくさいことで来店してごめんね」と言うと
「大丈夫ですよ。僕も息抜きになったし、新しい商品を買っていただけるのは嬉しいけど
新しいものを買う人だけがお客様ではなく、修理して大切に使われる気持ちが
僕も楽しく嬉しかったです」そう言ってくれた。
最近は、どんどん新しいモノが出て、
モノに対する愛着心が変わってきたと思うことがある。
たしかに企業は良いものを作り出し、お客様の生活を、気持ちを豊かにしようと
日々努力しているとおもうし、
そうでなければ企業も社会も成長し、成り立っていきにくいのだとは思う。
でも、どんどん新しいモノが出てくるので、
一つ一つのものに対しての愛着度が薄れてきているように思うのは、
そして、”お客様の気持ち”というものが豊かになっているのかと思うのは、
私だけなんだろうか?
年齢を重ねて、物欲がなくなってきた故の思いなのかな?
店員さんの対応というのは、モノに対する愛着度にも関わるな♪
それにしても、りんごのお店でみた”15”の画像度の高さと美しさは、
やはり素晴らしかったな!
一つのモノから、いろいろな人・思い・考えに繋がりながら、
家路を急いだ”ある日”でした。
megme