昭和の会
「昭和の会に、いらして~」そんなお誘いをいただいた。
『昭和の会』なんですか?それは??
「いらして~」。。。 「来てね~」とか。「開くわよ~」ではない。
《いらして~》ですぞ!!! 何か世界が違うぞ!
そう思いながらも、根っからの【昭和】好きな私としては
不安を抱えつつ《お伺いすること》を決めた。
昭和の父に育てられた私は、
人との待ち合わせには遅くとも10分前に到着することが身体にしみついており
(昭和の父は、最低でも1時間前には集合場所に到着し待機していた)
きっかり10分前に到着すると、既にそこには【本物の昭和の先輩方】が
粋な着物で背筋をピンと伸ばしてテーブルにつかれているではないですか。
いや、もちろん、わたくしも昭和の女です。
でも、そうじゃないんです。ただの【昭和】じゃないんです。
そこには、沢村貞子さん(似)や太地喜和子さん(似)、桂銀淑さん(似)の方々が
ズラリと並ばれておられるのです。
私が【昭和】を名乗るのは腰がひけるくらいの迫力。
案内された席に着くと、お食事が運ばれてきます。
(システムがわからないまま、なすがなされるまま)
先輩方は既に召し上がっておられ、
『時間前に来たのに、みんな何時から来てるの?父と一緒の1時間前集合?!』
頭の中でハテナがグルグル回っていますが、
とにかく出されたものを美味しくいただく!これは鉄則。
そうこうする内に、先輩方はお食事が終わられ、テーブルにカードとペンが配られていきます。 カードには、曲名・歌手・歌う人と書かれています。
そして、カードが配られると同時に、音楽が流れてきました。
(早速カードに書いたのね♪)
流れてきたのは ♪雨の慕情♪ ザ・昭和。
おー!『昭和の会』はカラオケの会なのですね。 そこで初めて趣旨を知った私。
カラオケ苦手な私、、、でも昭和の歌は好きな私。ちょっと楽しい♪
♪木曽路の女♪越冬つばめ♪PRIDE(平成の歌もいいのね!)♪別れの予感♪
♪青葉城恋歌♪好きにならずにいられない♪北の旅人♪
宴たけなわで、昭和のダンディな男性陣も参戦。
【昭和】楽しいじゃないですか~♪ かなり楽しい♪
途切れることなく音楽は流れ、
そこへ大御所 いや 昭和代表の方々の中でも特に先輩のお二人が舞台へ
♪ペサメムーチョ♪
お着物姿で リズムを取り ステップを踏んで、熱唱されておられます。
昭和のみなさま大盛り上がり♪
そして、音楽が終わると、丁寧なお辞儀をされて「みなさま、ごきげんよう~」と
昭和の女たちは一斉に帰って行かれたのでした。
なんて粋な会なのでしょう。
おひとり おひとりが、ご一緒されてる方々に敬意を示し、
我が我がでなく控えめに、他の方の歌は背筋を伸ばして真剣に聞き
そして自分が歌う時には、身体の中からあふれ出すパワーで精魂込めて歌う。
昭和の会。
普段接する機会などなかった方々との世界に招待してくれた友人に感謝し
昭和の先輩方のカラオケや振る舞いは、なんとも気持ちの良い、
自分自身のこれからの在り方を考えさせられる貴重な時間となったのです。
あっ、カラオケ苦手な私が歌ったかどうかですか?
♪カナダからの手紙♪を歌いました。。。。
改めて精進致します!!!
megme